歯のこと

年末から年始にかけて、子供達は冬休みという事もあり沢山、検診に来てくれてますが1つ気になる事が・・・
皆さん、歯ブラシの交換はいつしていますか??
よく「歯ブラシの背中から見て毛先がはみ出していたら交換の時期」と言われています。
では、歯ブラシは一体どのくらいもつものかご存知でしょうか??
大体ですが、大人でも子供でも約1ヶ月は使用していただけます
では、なぜ1ヶ月間歯ブラシがもたないのでしょうか??
まだ、小さい子供達はどうしてもブラッシング時に歯ブラシを噛んでしまったりするので使用期間が短くなってしまいます。その他の理由としてはブラッシング圧が強いと1ヶ月もちませんね。力を入れすぎるとプラークも落ちにくくなったり、歯茎なども傷めますよ

(写真)左が交換時期を迎えた歯ブラシ、右は新品の歯ブラシです。
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昨日から急に寒くなりましたが、皆さん体調には十分気を付けて下さいね
さて、早速ですが先週の続きのお話をしたいと思います。
歯の位置や舌の位置が理想的でなくなると、それが原因で、

  1. 口呼吸(口を開けて呼吸をする事)になりやすい。
  2. そして口からウィルスが入りやすくなり、風邪引きやすく治りにくくなる。
  3. そうすると慢性的に鼻が出たり、咳が出たりと耳鼻咽喉科の先生にお世話になる。
  4. 鼻やのどが悪いと、睡眠障害などが起こりやすくなり又、集中力もなくなってくる。

と、色々な事が考えられます。
この話を聞いた、子持ち(2才2ヶ月)うちの衛生士さんは、「怖~~い」
「どうやって育てたら良いのか分からない!!」と言っていました。
私が思うに、そんな神経質にならずに噛みごたえのある又は繊維質の多い物を食卓に並べればよいのではないかと思います。
長くなってきましたが、もう少し続けさせて下さいね。
同時に口の中には、唾液が出る腺(唾液が出る場所)がいくつかあり、その中の1つ耳下腺の発育が噛まない事によって少なくなると、とても大切な唾液の量が少なくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなっていきます。
余談ですが、食物中の発ガン物質の発ガン性や生活習慣病を発症させる活性酵素を唾液にわずか30秒浸すだけで、ほとんど消去できるそうです!!
子供だけでなく、私自身、主人もよく噛んで食事をするという事を気を付けて生活したいと思います。来週はもっと堅くない話をしましょうか(笑)

最近、うちの息子もそうですが時間をかけて、よく噛んで食べるということが私自身も少なくなっているように思います。色々な文献を読みますと、約60年ほど前は1回の食事で1500 回ほど噛んで食べていたようですが、今は約60%減とのことです。

では、なぜよく噛んで食べるということが大切なのでしょうか?
最近、メディアでも老人のボケ防止として、指先を使う、よく噛んで食べるということが取り上げられています。
子供の発育にも重要なことの一つです。噛む、食べ物を唾液と一緒に混ぜ、飲み込む・・・
というのが一連の流れになりますが、それぞれの筋肉を使いながら進められていきます。
よく噛まないと、この筋肉と関連する骨の成長発育は遅くなり顔の形で言うアゴが小さく細いような顔がそうですが、そうすると歯の位置、舌の動かし方または位置が理想的ではなくなってきます。
長くなりましたので、続きは次週にしますね

あっ!!余談ですが、女性の顔のシワを作らないようにする、口を動かす運動などテレビでよく見かけますよね。これも筋肉を使って鍛える運動なんですよ